FM放送は車で通勤していた時には良く聞きました。
しかし自宅ではラジカセなどの付属のFMアンテナをマニュアルに沿って注意して設置するのですが、雑音が多く全く聞く事はありませんでした。
15年ほど前に当時は目新しかったプラズマテレビを購入した時に増幅器を介して配線することにしたので、今度こそはと思いFM専用アンテナも併せて購入してFM放送の受信を挑戦しました。
しかし、期待に反して長さ・幅とも2メートルほどの専用アンテナも途中に介した電波の増幅器も役に立たず、雑音ばかりで受信できる局はありませんでした。
こうして屋根裏に10年以上放置されていた専用アンテナですが、、今度やってダメなら捨ててしまおうと思いFM放送の受信に再挑戦しました。15年前と違い、ネットでFM放送について検索してみると、
ます野外にアンテナを立てる事
と書いてあります。
FM放送は元々地方のコミュニティー放送のために割当てられた電波帯であり、当然電波の出力は弱い。これが前回の失敗の原因だったのでしょうか?
実はVHSアンテナよりも二回りも大きなFMアンテナを屋根の上に設置するのは危ないと考え、前回私はアンテナを屋根裏に設置していました。そこでまずアンテナを屋根裏から2階の部屋の中に移して受信状態を確認しました。
まだ雑音は残りましたがアンテナの方向によっては出力の大きな局の放送は受信できる事が分かりました。これなら脈がありそうです。
そこでわかった事は完全に東京タワーの向きに合わせると家のモルタルの外壁が間に入ってしまい、必ずしも受信状態は良くありません。
多少アンテナの向きが東京タワーから外れても外壁に遮られないようにした方が受信状態は良いようでした。
これはモルタル(コンクリート)が電波を吸収してしまう事が原因のようで、屋根裏にアンテナを設置した前回、雑音ばかりで全く受信できなかった事も納得できます。
さてFM放送ですが、設置した専用アンテナのおかげで10局近くの放送が受信でき、最近騒々しいテレビ番組の代わりにクラシックやジャズなど思いがけない番組を愉しんでいます。