映画をはじめて自分でお金を払って観たのは、中学生の時友達と正月休みに007の2本立てを見たのが初めてでしょた。 当時の日本は今とは全く異なり、洋画の舞台になる海外の国々は別世界に思われました。なにしろジェームズ・ボンドのアストンマーチンどころか、自家用車を持つ家庭は限られていた時代です。映画は私にとって別世界を疑似体験する装置だったのです その後、欧米に対するあこがれは日本の高度成長とともに薄れ、仕事の忙しさもあって映画館に行く回数も減りましたが、海外出張の際の機内映画や有料衛星テレビ局の映画番組を愉しみました。 話題作もさることながら、あまり商業的に話題にならなかった映画の中に自分では体験できない生活や異なる文化を感じる掘り出し物があるように思います。 それら記憶に残った作品を紹介します。