お尻の周りの筋肉がギッタンバッコ運動でゆるんだら、次はお尻と太腿をつなげる股関節の周りの筋肉をゆるめて大腿骨の可動域を広げる運動です。
股関節は太腿を前・後、外側・内側、内旋(太腿をつま先に向かって体の中心に向かって回す)・外旋(同じく体の外側に向かって回す)する6通りの動きを複合してさまざまな体の姿勢を作り出す要の関節です。
人間の関節の特徴は骨と骨が複数の筋肉が<適当な範囲で>固定していることですが、筋肉がしなやかさを失うと筋肉自体が骨を狭い範囲で固定してしまうので骨の可動が妨げられます。
このため関節部の筋肉を柔軟にする事が必要で、特に股関節周りの筋肉をゆるめる事は重要です。
姿勢は座り前屈と似ていますが、この運動は腰と繋がる太腿付け根周りの筋肉を伸ばす運動です。
座禅の半跏趺坐(はんかふざ)をするように座ります。座禅と違うのは座蒲(ざふ)をお尻の下に引かないのと、片足づつ交互に脚を組む事です。
この運動はジョギングなど脚を使った運動や立ち仕事で疲れた後の疲労回復のための運動です。
人の体には血管が隅々まで廻っているのは、誰でも知っていますし、そのために動脈硬化など血管の障害ついても関心は高いのですが、血管と対になっているリンパ管への関心は低いようです。
リンパの働きの一つは細胞が活動した後の老廃物の回収であり、リンパの流れを促進する事は疲労回復に重要です。
リンパについては別項でまとめますが、まずは脚の疲れを取るマッサージでリンパの役割を体感しましょう。