そして何度目かの冬眠から覚めた頃には、もう青年になり以前自分を馬鹿にして追い回した動物たちを震え上がらせる存在になっていました。
壮年に達したワープは、母親熊がそうであったように地域の主になります。
こうして体力と知恵で地域の主として君臨したワープにも老いる時が来ます。
彼の命を絶つのは?白土三平の描く自然と熊、そして他の動物たちの絵は、昔のディスニーの動物記録映画を観るようで、お話を離れ、一連の絵としても楽しめるものです。
これは白土三平の忍者物のリアリティーを上げている自然描写に通じているように思います。