原色の使用は避ける
日常生活を営む自然の中で原色を見ることは稀であるため、原色を見ることは、我々にとって非日常体験であり、受け入れに無意識の抵抗、緊張を感じてしまい、資料として荒削りな印象を与えます。代表的な暖色、寒色を使うときにも明度、彩度をいじって原色を避けます。
本文には濃いグレーを使用
白いベースカラーの上に真っ黒の文字で本文を書いたり、または黒地に真っ白な文字で本文を書いた場合、コントラストが強くて、目の負担になります。そこで文字色を黒の代わりに濃いグレーにしたり、地色をグレーにして文字色と地色のコントラストを落し目に優しくします。
比較を明快に表現する
プレゼンでは現状と提案内容というように二つのことを対比して説明することが多くありますが、現状の悪い点と提案の良い点を明確に伝える為には同じ色を使うよりも違った色、それも悪いイメージを具体的にグレーや黒で表わし、提案による改善イメージをブルーやオレンジなど暖色や鮮やかな色、またはメインカラーで対比させ表現するのが効果的です。
テーマカラーを増やす
ベースカラーを分割すると全体の比率差が少なくなって、メリハリがなくなる。そこでベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの比率はそのままに、メインカラーないしアクセントカラーを分割する。色の分割は色相が同じでトーン(明度と彩度の複合)を変えるか、トーンを同じにして色相を変えると良い。