最近のウェブサービスのバックエンドはPerlやPHP、JavaにRuby、Pythonなどなど様々だが、フロントエンドは必ずといっていいほどJavaScriptが使われている。しかし、JavaScriptには取っ付き難いところもあって、例えばブラウザごとにJavaScriptの実行エンジンが異なることや、同じブラウザでもバージョンごとに細かい差異があったり、つまりクロスブラウザのサポートがたいへん。
その対策にはライブラリを使えば良い。ライブラリは沢山あるが、古くから使われているのはprototype.js、最近人気なのはjQuery。prototype.jsは必要最低限に近いコードだけ記述されていてコメントはないが比較的読みやすいコードになっている。一方、Queryはコードもコメントも多いが、コメントがあっても初心者には難しいコードばかり。従ってJavascriptの勉強やライブラリ機能の改造にはprototype.js、ライブラリとして利用するのはjQueryが良いのではないか。
もし、prototype.jsとjQueryを一緒に使うには$()の意味が違うので下記指定が必要。
1. 最初にprototype.jsを読み込ませます。
2. jQueryを読み込ませます。
3. 次にjQuery.noConflict()を呼び出す。
4. 最後にjQueryのプラグインを読みこます。
<script type="text/javascript" src="prototype.js"></script><script type="text/javascript" src="jquery.js"></script> <script type="text/javascript">// <![CDATA[ jQuery.noConflict(); jQuery(document).ready(function(){ // ここでは、$はprototypeの動作をします。 // jQueryオブジェクトとしての$は一切使えず、その場合は$()ではなくjQuery()と表記する必要があります。 }); // ]]></script>