「シンボル」という仕組みを利用してエレメントをシンボル登録し、再利用できます。静止エレメントだけでなく、アニメーションを付けたエレメントも、一連のアニメーションとしてシンボル化できます。
エレメントをシンボル化する手順は以下の通りです。
- アニメーションが付けられているエレメントを選択します。シンボルの選択は、ステージ上のエレメントをクリックするか、タイムライン上のエレメントのレイヤーをクリックします。複数のエレメントをまとめてシンボル化したい場合には、[ctrl]キーを押しながら選択します。
- [修正]メニュー→[シンボルに変換]を選択し、[シンボルを作成]ダイアログボックスの[シンボル名]にわかりやすい名前を入力して[OK]ボタンをクリックします。シンボルは、画面右側の[ライブラリ]パネルに登録されます。
シンボルの操作と編集
シンボルは、メインのタイムラインとは異なる独自のタイムラインを持ち、入れ子状のアニメーションが作成できます。また例えば3つのインスタンスのうち1つだけ、再生開始を500ミリ秒遅らせることもできます。
シンボルにループ再生を設定
[コードエディター]を利用して、JavaScriptの命令を追加しループ再生を行う手順は以下の通りです。
- [ウインドウ]メニュー→[コード]を選択し、[コードエディター]を表示します。
- エディター左側の一覧から、ループ再生したいシンボルの右側にある[+]をクリックし、さらに[タイムライン]→[complete]を選択(ダブルクリック)します。completeは、再生終了時に発生するイベントです。
- 再生終了時に実行する処理を記述するためのひな形が自動で入力されます。さらに、エディター右側の処理候補一覧から[再生]をクリックします。
- 「sym.play();」という命令文が入力されたのを確認してエディターを閉じます。これで、全てのインスタンスがループ再生を行うようになります。
シンボルの編集
ステージ上のシンボル、または[ライブラリ]パネル内のシンボルをダブルクリックすると、シンボル内編集モードに移行します。メインのタイムラインに戻るには、左上のナビゲーションから「Stage」をクリックします。
なお、シンボルを編集すると、その変更内容は全てのインスタンスに反映されます。逆にインスタンスを変更しても、その内容はシンボルに反映されません。タイムラインのレイヤーが複雑になった場合、動かない背景やテキストなどを整理整頓のためにシンボル化するという使い方も出来ます。