アプリケーションまで情報を伝えるポート番号

宛先IPアドレスとMACアドレスによってインターネットの大海原を航海した情報パケットがついに目的のコンピュータに到着したからといって終わりではありません。情報パケットは最終的に情報を依頼したアプリケーションまで到着する必要があり、そのために利用されるのが港の桟橋という意味の「ポート(Port)」です。プロトコルごとに65,536個のポート番号から特定の番号を「待ち受けポート」として決めて情報届けられます。このポートの指定は「ホスト名(またはIPアドレス):ポート番号」で指定されます。
しかし、通常ポート番号の指定を省略してもHTTPリクエストが正しく目的のWebサーパに届き、アプリケーションに引き渡しされます。これはよく使われるプロトコルについては標準で使用するポートが決められているからです。例えばHTTPプロトコルは80番です。このほか、FTPやSMTP、HTTPSなど代表的なプロトコルで使用されるポートはウェル・ノウン・ポート(well-knownports)」と呼ばれています。

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