Profile : 高度成長期に学生時代を過ごし、オイルショックで就職に苦労するも、右肩上がりの80年代をモーレツ社員の一員として働き、気がつけばバブル崩壊、希望退職で外資企業に転身して14年。
「世界の中の、明日の日本と日本人」をテーマにしている56歳。
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新たにスタート!
はじめに
ビジネス » 職業
3ヵ月程のお休みのつもりが、アッという間に2年が経ってしまいました。
1年間続けた「口角を上げて」ですが、”話が固くて面白くない”という声もありました。<何かの役に立つ>ことを目指したものの、実践的な話題が少なかったのかもしれません。
このような反省に立ち、新たにホームページを開設する事にしました。
テーマは<持続可能な暮し方>です。
いわゆる自然エネルギーの利用など大きな話題よりも日々の暮らしを無理なく、楽に、愉しく過ごすための工夫を紹介したいと考えています。
お時間のある時に下記のURLにお立ち寄りください。
http://www.fksekiguchi.sakura.ne.jp/
なおホームページの開設に伴い、このPlala上のブログは近日中に閉鎖します。
「口角を上げて」も新しいホームページに全話題を移行しますので、
今後はそちらでご覧ください。
今後とも宜しくお願い致します。
書くこと
はじめに
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暗い話の多い昨今の社会情勢を打開するため、口角を上げ独創的な具体策を議論するつもりで、今年の1月11日に始めたこのブログも6カ月を迎える事ができました。専門的な事をコウマイに書くのではなく、生活の中で経験したこと、感じた事、考えた事を書こう。しかし、けして日記風のつれづれ書きにならないように、また即物的なお得情報として「消費」するのではなく、何かしらの参考として「読んで」いただけるような内容を目指したつもりですが、どの程度、皆さんに読んで、楽しんでいただけるかは不安でした。
お陰様で6カ月間の累積アクセス数は5,000を超え、継続的に関心を持って読んでいただいている方がいるということが、励みになっています。
50代後半に入り、今までの経験のうち参考になりそうなことを整理したい、ぼんやりした考えとして持っていたことに具体的な形を与えたい、などの動機でテーマを選んで書いてきました。私としても気になっていた机の引き出しの整理が出来たような、年末の大掃除が終わったような安堵感を感じています。
人間は考える動物だと言われていますが、頭の中だけで考えがまとまる人は一部の頭脳明晰な人に限られるのではないでしょうか。やはり書くことで考えが熟成され形としてまとまったり、書くことで見直しができ、頭の中で思っていたこととは違った形にまとまったりします。しかし書くことも、読んでくれる人がいなければなかなか続きません。まさに「お陰様」だと思います。
さて、7カ月目に入り新しいテーマとして私の「歴史認識」と「英語体験」を追加しようと思います。歴史認識は日中戦争から太平洋戦争そして戦後復興へと続く日本の近代史をどう考えているかです。戦争に反対する以上、自分自身の歴史認識を整理したいと思っていました。英語体験は社会人になって初めて訪れたアメリカ、いろいろと苦労した中には教科書に書いていないこともあるので、文化の違いを含めて書いてみたいと思います。乞うご期待!
助けられた言葉
はじめに
ビジネス » 職業
派遣労働の問題点として1)契約期間終了時の失業対策、が事前に整備されていなかったという事が昨年来の派遣切り騒動で明確になりました。しかし、現在の派遣労働の問題はそれ以外に2)技術習得のあまり必要ない細分化された仕事しか与えられないので、就業機会を広げる知識も経験も身につけられない、という事が根本的な問題としてあるでしょう。
高度成長期には、新規事業など業務の幅が広がることもあり、入社時の研修だけでなくオン・ザ・ジョブトレーニング(OJT: On the Job Training)と呼ぶ、仕事をこなしながら先輩から指導を受け、仕事を繰り返す中での技術習得がありました。企業は給料を払いながらOJTを行う余裕があったし、専門知識や技能を企業内で伝承する事が出来ました。わたしはあまりまじめに先輩の助言を聞く方ではありませんでしたが、OJTの中でいくつか教わり、お陰でいろいろな仕事をこなす事が出来ました。そして仕事を変わっても何とか適応し、現在に至っています。
もう少し範囲を広げると、親や、学校の先生から受けたアドバイスもあります。それぞれの言葉は名言とは言えないかも知れませんが、私には助けになりました。時間の経過とともにアドバイスをいただいた方の中にも鬼籍に入られる方が出ています。そこで記憶に残るアドバイスを「助けられた言葉」というカテゴリーで書き残し、助言をいただいた方へのお礼になればと思います。
大きな文字
はじめに
ビジネス » 職業
まだブログを綴り始めてわずかな日数しか経っていませんが「ブログの字が大きいのが良いですね」との感想をいただきました。内容はともかく、字を大きくした事が喜ばれてうれしい限りです。確かに『口角を上げて』は一般のブログに比べ字の大きさが二回りは大きいのではないでしょうか。一般のブログは字が小さいうえに見るときは、必ず画面のスクロールが必要でしょう。小さい文字の文章をスクロールしながら内容を追うのは、書籍の文章を追うのと違って集中力が切れるのか大変です。文字を大きくして画面をスクロールした時にも字を追いやすくする。これが一つの効果ですが、もう一つ字を大きくした理由があります。
テレビは深夜、というより朝方まで番組を放送し、インターネットは24時間使え、携帯電話はいつでも相手を呼び出す事ができます。情報が過多だとも言えるでしょう。情報の作り手は言葉や表現を吟味するよりも情報量の多さ、露出度の高さ、刺激の強さを競い、情報の受け手は情報を「読む」「聞く」「観る」のではなく、情報を「消費」する。過多な情報を「消費」するのが時代の風潮なのかもしれません。こうなると自分の意志で、情報を選択し、疑問を感じ、批評し、考えを深める事にはならないように思います。言葉の表現力を高めないと個々のコミュニケーションは豊かにならないでしょう。字を大きくすることによって、一つの話題の字数を制限し、その制限の中で相手に伝わる表現を探し、文章にしたいと思います。
『口角を上げて』は専門的な事をコウマイに書くのではなく、生活の中で経験したこと、感じた事、考えた事を綴りたいと思っています。しかし、けして日記風のつれづれ書きにならないように、お得な情報として「消費」するのではなく、何かしらの参考として「読んで」いただけるような内容を目指したいと思います。
口角を上げて
はじめに
ビジネス » 職業
まずブログの名前について説明しましょう。
日本人と外国人、特に男性サラリーマン、第一印象の違いは顔の表情、特に口角が下がっているか上がっているかではないかと思います。口角、つまり口元が私を含め日本の男性サラリーマンはほぼ100%下がっています。口がへの字になっているわけです。人によってさらに下くちびるが突き出してブルドックのようになってしまう事もあります。これは権威をもった、いわゆる課長さん以上の”偉いサン”に多いように思います。日常業務の難題に真剣に取り組んでいる、というサインかもしれません。これに対し外国人はあまりこういう表情をしません。口は少し開いて、口元が若干上がります。握手のときなどさらに口角が上がり上唇から上の前歯がのぞくかもしれません。(ただしここで下前歯まで見えることはほとんどありません。)
一方で「唇をへの字にした顔よりも穏やかな顔は信頼感を与える。」という事は多くの人が分かってはいます。しかし穏やかな顔をどうやって作るか、方法が分かっていないし、その練習もされていないのです。無理もありません、髪型の気になる若人を除き、自分の顔を鏡で見るのは朝夕の歯磨き、髭そり、またトイレでの手洗いぐらいで、自分の口元を意識するのは写真を撮られる時ぐらいだからです。そう写真を撮られる時の「はい、チーズ」の要領で口を横に広げ、左右の口元を上げる。これによって頬の上に若干しわがより、目もとが柔らかくなる。さらに上前歯だけが見えるように、下あごを引けば完璧。これを意識して仕事の場で実践すれば、オフィスの余分な緊張感も緩和され仕事への集中度も高まるでしょう。
という事で、表情から明るさ、信頼感を作り出す工夫と努力が必要なように、暗い話の多い昨今の社会情勢を打開するためにも、口をへの字にしながら当たり前の建前論を繰り返すのではなく、口角を上げ独創的な具体策を議論することが必要と思います。この思いからブログのタイトルを「口角を上げて」とした訳です。評論家的な批判ではなく、ハッとする新しい視点で具体的なことを、いろいろな話題について綴りたいと思います。